広い収納空間に個々のスペースを作る

広い収納空間、うまく使える?

広い収納空間というと、どんな収納を思い浮かべますか?

納戸や屋根裏収納などは、収納するものを特に悩まずに、普段の暮らしにあまり必要のないものをたくさん収納できるイメージの収納空間ですよね。

少し前に『新築収納まるごとサポート』をさせていただいた、ミサワホームさんのお客様。間取りを考えるところから、ミサワホームさんの女性設計士さんと一緒にお手伝いをさせていただきました。

ミサワホームさんといえば、大収納空間の「蔵」が有名ですね!今回のお客様も、平屋に「蔵」があるタイプ。

元のお住まいにお邪魔して持っている物の量などを見させていただく「収納現場調査」も行っているので、物の量の把握だけでなく、ご家族の物に対する考え方や買い物の傾向なども把握させていただいています。なので、こちらのお客様にはそれなりの収納スペースが必要でした。

「蔵」を取り入れるにあたり、気を付けないといけないのは、「片付けが得意ではない」人が、ただただ収納量を確保するためだけに広い収納空間を作るのは危険だということ。何をしまうかが明確でないままに新居に引っ越してしまうと…とりあえずとりあえずと入れてしまった物であっという間に一杯になってしまいます。そしてどんどん奥に押し込まれていって…元々あまり使わないものをしまい込んでいるので、それがさらに奥に行くことで忘れ去られ…思い出したとしても取り出すのが面倒で…そのまま何年も放置され・・・という最悪の事態を招きかねない!

なので、広い収納空間をつくるからには、ちゃんとした収納プランを考えておくことが必須なんです!

広い空間はエリア分けを!

今回のお客様宅の蔵は、約12畳。

広ーい!!

この蔵への入り口は2か所あって、

和室からの入り口と、

リビングからの入り口が。

この広い収納空間に置きたいものをリストアップして、それをどこに置くかをエリア分けして考えていきました。

収納したいものは以下の通り。

・【使用頻度の低いもの】季節家電、レジャーグッズ、来客用布団など.第二子用のベビーグッズなど。

・【思い出のもの】アルバム、旅行の思い出品など

・【ご主人の仕事・趣味のもの】パソコン、プリンター、仕事の本、漫画本(書斎として活用したい)

・【お子様のおもちゃ】(小さいうちは、おもちゃ収納兼遊び場として使いたい)

これらをどこに配置するかを考えて、それらのものを収納するために何が必要かを考えていきます。

エリア分けした結果、こんなふうにロールスクリーンを設置することにしました!

その理由は…

お子様のプレイスペースと、

それ以外のスペースで分けるため!

このロールスクリーンがあることで、エリア分けが明確になるのはもちろんですが、お子様のお友達が来てここで遊ぶ時にも、こちら側のスペースには入らないでねという暗黙のルールになります。

ロールスクリーンを上げるとこんな感じ。

広い収納空間こそ、モノをモリモリ詰め込んでどこに何があるかわからなくなってしまわないようにする工夫が必要ですね!

思い切って壁で仕切りをつくるのもあり!スペースとしては狭く感じてしまうかもしれませんが、そのほうが面(壁)が増えるので、結果として収納できる場所が増えることになります。

広い収納スペースを作る時にはぜひ、しっかりとした収納計画を!!

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